設立年 | 2008年 |
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事務局 | (公財)木原記念横浜生命科学振興財団(木原財団)https://kihara.or.jp/ |
活動の背景 |
神奈川県には、全国の都道府県の中で東京都に次ぐ規模となるバイオベンチャーが集積しています。また、生命科学に関わる企業は県内に約270社、横浜市だけでも約140社が拠点を置いています。さらに神奈川県は旧来から多様な機関の研究施設が集積している地域で、公的研究機関や大手のバイオ系企業の研究所等も立地しています。 このように、横浜・神奈川には生命科学産業に関わる企業・研究機関が集積していますが、単に施設の数が多いだけなく、各企業・研究機関は可視化・定量化できない様々な資源(人材、知財、スキル、ネットワーク等)を保有していて、それらを含めると他に例を見ない膨大な生命科学の産業資源が幾重にも重なって存在している地域であると言えます。 バイオベンチャーアライアンス(BVA)は2008年に主にベンチャー同士による営業協力を目的に設立されましたが、その後バイオベンチャーだけでなく、上記の豊かな産業資源(アカデミア、金融、コンサル等)も含めたマルチアライアンスの構築を進め、同アライアンスを基盤とした事業機会の拡大、オープンイノベーションの推進を図るとともに、メンバー機関の学びの場としても活用されています。 |
BVAの概要 |
BVAはバイオベンチャー、アカデミア、金融、地域支援機関、大手企業等124機関(2025年4月現在)で構成されているライフサイエンスとその関連産業に関わるマルチアライアンス(異分野連携体)です。(公財)木原記念横浜生命科学振興財団が、中核機関として企画・運営の事務局を務めています。 ライフサイエンス、ヘルスケア等の領域において、アライアンスメンバーが有するソフト資源(研究シーズ、人材、情報、ネットワーク等)を互いに活用・協力することにより、共に成長し、新しい価値や事業を創出することを活動の基本構想(共生ネットワーク構想)としています。 具体的には、メンバー機関個々の成長(事業基盤の強化、新規顧客の獲得、研究開発の推進等)、異業種連携による技術革新の創出、産業シーズの育成・社会実装等を目指して、会員全体が集まる定例会での交流促進や、マッチング等テーマを特定した個別プログラムの運営に取組んでいます。 |
BVAは“BVA事業運営規定”と“バイオベンチャーアライアンス会員規約”に従って運営致しております。一方、メンバーの要望等を極力運営に反映できるように、2018年から メンバーより選出された幹事5名および事務局(木原財団)により幹事会を構成し、下記の活動を行っています。
2014年から10年間でメンバー数が16機関から124機関に増加し、メンバーの事業の多様性も拡大しています。その結果、以下の波及効果も生まれてきました。